ローリエとは?すごい香辛料の使い方から効果まで完全網羅

ローリエとは、イタリアンや洋風料理でよく目にするハーブの一種です。料理では主に臭み消しに使われる香辛料のひとつですが、入浴剤や防虫剤としての効果もあり、アロマオイルとしても利用されています。そんな魅力いっぱいのローリエについてまとめました。

知っておきたいローリエの魅力

普段の料理にローリエを活用しているという人も多いかもしれません。煮込み料理によく使われるローリエは独特の風味があり、肉の臭み消しに役立ちます。美容や健康にうれしい効果がたくさんあり、自家栽培も可能なローリエの魅力についてご紹介します。

ローリエとは?ベイリーフと同じ?

月桂樹の葉

ローリエは料理の臭み消しによく使われる香辛料のひとつで、月桂樹の葉を乾燥させたもののこと。ローリエはフランス語で、英語ではローレルやベイリーフと呼ばれ、じつはすべて同じものです。地中海を中心に栽培され、ヨーロッパでよく使われています。自家栽培も可能で、1年を通じて収穫できる常緑樹です。

月桂樹の冠は勝者に与えられるものとして知られ、優勝旗や杯にデザインされたものも多くあります。語源は褒め称えるという意味のLaudisからきています。

ローリエの持つ効果

消化促進効果

ローリエは胃腸の働きをサポートして消化を助けます。さらに肝臓や腎臓の働きも活発にし、食欲不振の改善にも効果的です。

抗炎症作用

炎症を抑えて痛みをしずめる働きがあるため、入浴剤として精油を使うと神経痛やリウマチの症状をやわらげます。穏やかな麻酔作用もあります。

抗菌・抗ウイルス効果

強い殺菌力があり、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。乾燥させた葉はタンスや米びつに入れておくと防虫効果があります。

冷え性の緩和

ローリエは身体の冷えをとる作用があり、冷え性の緩和に役立ちます。

アンチエイジング

抗酸化作用のある成分を含んでいるため、アンチエイジングに効果的です。

リラックス効果

鎮静作用があるため精神を落ち着かせる作用があります。また、ローレルの香り成分は頭をクリアにし直感力を高めます。

美肌・美髪効果

肌や頭皮に作用して調子を整えるため、美肌効果があるほか爪や髪の強化に効果的です。抜け毛や薄毛の予防効果もあります。

ローリエを使ったレシピ

料理でのポイント

風味が強いので通常1枚ずつで十分です。半分に折って使うと香りが増しますよ。ローリエは長時間煮込みすぎると苦みが出てきてしまうため、気になる場合は途中で取り出してもOKです。パウダー状の場合は肉にすりこんで臭い消しに使います。

チャイ

チャイはシナモン、クローブ、生姜、ローリエなどのハーブを使うお茶です。水と紅茶とハーブを一緒に鍋に入れ、2〜3分煮立てたら牛乳を加えて飲みます。独特のハーブの香りが楽しめますよ。

カレー

一口大に切ったじゃがいも、にんじん、玉ねぎを肉と一緒に炒め、鍋に水とローリエを加えて煮込みます。途中で葉っぱを取り出し、カレールーを加えてふたたび煮込んだら完成。具を炒める際にローリエも一緒に入れるとさらに爽やかな香りが楽しめます。

ミートソース

まずひき肉を炒めて取り出しておきます。セロリ、にんじん、玉ねぎをみじん切りにしてよく炒めます。ひき肉、トマト缶、赤ワイン、ローリエを加えて煮込み、塩こしょうとケチャップで味を整えましょう。ローリエがひき肉の臭い消しに役立ちます。

ローリエの料理以外での使い方

アロマ

ローリエのエッセンシャルオイル(精油)はヘアケアや虫よけ、入浴剤に使われます。スパイシーな香りが特徴です。

入浴剤

ローリエの精神安定・疲労回復効果を利用し、葉っぱを刻んで入浴剤としても使われます。

防虫剤

高い抗菌・防虫作用があるため、タンスや米びつに入れておくと防虫剤がわりになります。

ローリエの栽培・育て方

ローリエは1年中収穫できる常緑樹で、家庭でも比較的簡単に栽培が可能です。

鉢植え

4月中旬〜5月に植え付けます。鉢の底に石を敷き、苗の根をほぐしてから植え付けます。肥料は緩効性化成肥料を1月と8月にそれぞれ施します。鉢の中で根がいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

地植え

4月中旬〜5月に植え付けます。植え付け前に日当たりのいい場所に穴を掘り、土と腐葉土と肥料を混ぜて2週間寝かせたものを使いましょう。肥料は油かすなどの有機質肥料を、1月と8月にそれぞれ施します。

挿し木で増やす

6月〜8月頃に生えてきた枝を10cm〜15cm程度切りとって水につけておきます。その後赤玉土を入れた小さな鉢やポットに植え、根が育ったら鉢や地面に植え替えて増やしていきます。

ローリエの保存方法

フレッシュの葉

自宅で栽培するとフレッシュな葉がとれますが、ローリエはそのままで使うと青臭さや苦みが出てしまいます。葉っぱを摘んだら2週間ほど日陰で乾燥させて使うようにしましょう。

ドライの葉

湿気を嫌うため、乾燥剤と一緒に瓶や密封容器に詰めて保存します。乾燥させた葉は保存性が高く、フレッシュよりも香りが強くなります。

ローリエは代用できる?

ローリエは料理の臭い消しとして主に使われるハーブ。同じような役割を果たす、香りの強いハーブで代用することができます。

ローズマリー

強い香りを持ち、肉や魚の臭い消しによく使われるハーブです。フレッシュでもドライでも使われます。

タイム

魚介類によく合うハーブで、熱を加えても香りが飛びにくいのが特徴です。フレッシュでもドライでも向きます。

ナツメグ

肉料理の臭い消しによく使われるハーブで、ローリエと同じ香り成分が含まれています。

バジル

ローリエと同じ香り成分が含まれており、イタリア料理との相性がいいハーブです。臭い消しにも使われます。

ローリエを使ってもっと料理上手に

煮込み料理に使うことで臭い消しになり、独特の風味が楽しめるローリエ。家庭でも手軽に栽培できるのがうれしいですね。料理に使う以外にも、入浴剤や防虫剤として使うことができる便利な存在です。乾燥させて長く保存が可能ですので、ぜひ常備して活用してみましょう。